宝石の用語2(地金編)

宝石の用語2(地金編)

宝石でよく使われる地金について説明しています。

地金とは・・
細工物の材料にする金属を地金(じがね)といいます。
つまり、ジュエリーの土台に使われている金属のことです。
現在ジュエリーの土台として使われているものは、金、プラチナ、シルバーなどがあります。

用語 説明
金について ひとくちに金と言っても、
24金、18金、14金、ホワイトゴールド、
イエローゴールド、ピンクゴールドなどがあります。
24金は純金と呼ばれ、金100%でできています。
それ以外の金は他の鉱物を混ぜた合金(以下金合金と呼ぶ)です。
日本のジュエリーには、一般的に金合金が使用されています。
純金は柔らかすぎて加工には不向きらしいです。
金75%と他の金属25%を混ぜたものが18金で、
混ぜる金属を変えることで、色が変わるようです。
銀と銅を混ぜるとイエローゴールド、
パラジウムを混ぜるとホワイトゴールド、
銅と少量の銀&パラジウムを混ぜるとピンクゴールドになるようです。
また、銅、亜鉛、パラジウムを約40%混ぜると、
14金ホワイトゴールドになります。
非常に硬くなり、細かい細工がしずらいようです。
純金はK24、18金はK18、14金はK14と刻印されています。
プラチナについて プラチナには、
プラチナ1000、プラチナ900、プラチナ850などがあります。
プラチナ1000はプラチナが100%、
プラチナ900はパラジウムを10%混ぜた合金、
プラチナ850はパラジウムを15%混ぜた合金です。
これらの表記はPt900となっています。
プラチナ100%は柔らかすぎてジュエリー加工には向かないみたいです。
なかにはマリッジリングで使われているPt1000があるようですが、
マリッジリングに使われているPt1000とは、
ジュエリーとして使えるように硬度を強化した新しい素材らしいです。
プラチナは変色しにくく薬品には強いですが、
以外に柔らかく、デリケートな金属です。
シルバーについて シルバーには
シルバー1000(純銀)、950、925、900、800、などがあります。
ジュエリーとしてよく使われるのは925です。
シルバー92.5%と銅7.5%の合金(Steringと呼ばれる)です。
純銀は柔らかすぎてジュエリーの加工には向かないため、
合金を使うようです。
シルバーは空気中の硫化水素などと反応して表面に硫化銀ができ、
黒く変色します。
温泉にシルバージュエリーを着けたまま入浴して真っ黒になってしまうのは、
温泉に硫黄が含まれているためです。
変色を防ぐ為にロジウムメッキがしてあるものもあるようです。



© Rakuten Group, Inc.